むし歯治療
Cavities
ダイアグノデントで初期むし歯も見逃さない
できるだけ削らない治療を実現
むし歯は初期の段階では自覚症状が少なく、気付かないうちに進行します。重症化すると、歯周病に次いで歯を失う大きな原因となる病気です。
進行したむし歯の治療では感染部分を削り、詰め物や被せ物や義歯で補います。
しかし、どんなにすぐれた素材や義歯でカバーしても、天然の歯にはかないません。
当院では、むし歯を早期に発見し、できるだけ削らずに歯を残すことを大切にしています。
痛みを抑えたやさしい治療とわかりやすい説明を心がけていますので、お口に関して気になることがあれば、すぐにご相談ください。
初期むし歯を早期に発見するレーザー
「ダイアグノデント」
歯にレーザーの光を照射し、反射する光を読み取って数値と音に置き換えることで、むし歯を発見します。肉眼やレントゲンでは見えにくい初期のむし歯や見落としがちな奥歯のむし歯も発見可能です。
むし歯の早期発見・早期治療・予防の効果が期待できます。
むし歯を早期に発見することの3つのメリット
必要以上に歯を削らない
削る量が多ければ多いほど、歯に負担がかかり、歯をもろくします。早期に発見できれば削る量を抑えることが可能です。歯を健康なまま長く残せる
ごく初期のむし歯なら、歯磨きなどのセルフケアを見直すことで進行がおさまるケースがあります。定期的に様子をみましょう。歯だけでなく全身の健康にもつながる
お口は全身の健康の入り口です。歯を失うことになればしっかり噛めなくなり、会話や食事など日常生活に支障をきたします。また、むし歯菌が血管に入り込むことで、全身のさまざまな部位に炎症を起こす恐れもあります。
子どものむし歯の特徴
子どもの歯はおとなの歯よりも、歯質がやわらかいので、一度むし歯になるとあっという間に進行します。また、表面に無数の小さな穴があいていて、汚れが付着しやすく、むし歯になりやすいという点にも注意が必要です。
乳歯のむし歯は、永久歯に悪い影響を与えるだけでなく、発育にも深く関係します。
乳歯のむし歯がもたらすリスク
永久歯もむし歯になりやすくなる
むし歯はむし歯菌による感染症です。乳歯の根っこにむし歯菌がたまることで、次に生えてくるのを待っている永久歯にも感染が広がります。永久歯が適切な位置に生えてこない
乳歯には永久歯が生える位置をガイドする役割があります。むし歯が原因で歯を早くに失うと、目印を失った永久歯が適切でない場所から生えてくる恐れがあります。顎や体の健全な発育を妨げる
むし歯による痛みや違和感から、片方の歯だけで噛んでいると、左右の顎の発達のバランスが悪くなります。しっかり噛めていない状態が続くと、栄養の吸収や消化に悪い影響をおよぼします。
乳歯のむし歯予防
ご家庭でできるむし歯予防
お子さんお一人では、しっかりと歯を磨くことは困難ですので、保護者の方の仕上げ磨きが大切です。(※)
歯医者でのアドバイスを実践して、丁寧に歯を磨きましょう。
(※:永久歯が生え揃う10〜12歳までの期間には、仕上げ磨きを継続することが推奨されています。
この12歳までの期間は、乳歯と永久歯が混在しており、大きさの異なる歯が混ざっているため、段差が生じやすく、歯の磨き残しが起こりやすい状態です。そのため、継続的な仕上げ磨きが必要です。)歯医者で行うむし歯予防
定期検診・クリーニング・ブラッシング指導で、お口の健康維持をサポートします。
お子さんのペースに合わせて、予防ケアを進めます。
子どもの治療について詳しくはこちら
小児歯科おとなのむし歯の特徴
おとなのむし歯は気付かないうちに進行しているケースが多くみられます。
年齢とともに神経を囲っている象牙質が厚くなることで痛みを感じにくくなるのが原因の一つです。
また、お仕事や家事などで忙しく通院の時間が確保できずに、痛みをガマンしてしまう方もいらっしゃいます。
むし歯を抱えているおとなはとても多く、20歳以上の9割の方がむし歯になった経験をお持ちです。
感染症であるむし歯は、治療後の再発にも注意が必要です。
「むし歯になるのは当たり前」と思わずに、治療後のメンテナンスや予防に取り組みましょう。
(※出典:厚生労働省e-ヘルスネット「大人のむし歯の特徴と有病状況」より)
おとなのむし歯の種類
磨き残しによるむし歯
多忙な毎日で、お口のケアにしっかりと時間が取れていない方は磨き残しが多くなり、むし歯になりやすい傾向にあります。歯周病による「根元むし歯」
歯周病が重症化すると歯ぐきが下がり、歯の根元が露出します。歯の根元はエナメル質で覆われていないため、むし歯になるリスクが高い部分です。治療後の内側に発生する「二次カリエス」など
詰め物や被せ物のすき間からむし歯菌が侵入し、内部でむし歯が進行します。見た目ではわかりにくく、発見が遅れがちです。
おとなのむし歯予防
ご自宅で行うむし歯予防
歯ブラシ以外の歯間ブラシやデンタルフロスなどのデンタルケア製品も活用して、しっかりと歯を磨きましょう。歯医者で行うむし歯予防
お口をチェックして、適切なクリーニングを行います。
お口に合った歯磨きの方法をアドバイスします。
むし歯の進行と治療方法
むし歯の進行 | むし歯(CO) | むし歯(C1) | 象牙質まで進んだ むし歯(C2) | 神経まで進んだ むし歯(C3) | 歯根だけ残った むし歯(C4) |
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症状 | 歯の表面からカルシウムなどが、溶け出した状態です。 | 歯の表面(エナメル質)に穴があいた状態です。痛みはほとんどありません。 | 歯の内部に広がり、象牙質に達した状態です。甘いものや冷たいものを食べたときに痛むことがあります。 | 神経まで感染が広がった状態です。激しい痛みが24時間続くこともあります。 | 歯の根だけが残った状態です。痛みはおさまりますが、むし歯菌がなくなったわけではありません。 |
治療法 | フッ素塗布などで歯の表面の修復を促します。歯磨きを見直して、経過を観察します。 | むし歯を削って白いプラスチックの歯科素材などで埋めます。 | 感染部分を削って、詰め物や被せ物で補います。 | 感染した神経を取り除き、内部を洗浄・除菌する「根管治療」を行います。 | 抜歯をして義歯で補います。 |
定期検診で効果的にむし歯予防
初期のむし歯は、プロの目で見なければ見逃してしまうケースが多々あります。痛みを感じるころには、すでに進行していて、歯を削る治療が必要になります。
治療のためとはいえ、歯を削ることは患者さんにとっては負担でしかありません。
当院では、治療の必要がない状態をキープできるよう、定期検診やメンテナンスに力を入れています。
早期に発見できれば、通院にかかる時間や費用を減らすことができ、何よりも健康な状態で歯を維持することが可能です。
また、お子さんも楽しく通院できるように、キッズコーナーを設置しています。院長は保育士や食育アドバイザーの資格を持っておりますので、お口のことだけではなく、生活習慣や子育て、お食事などのアドバイスも可能です。
ぜひ、ご家族の皆さんで定期検診にお越しください。
予防・定期検診について詳しくはこちら
予防・クリーニング